海外(国別)人種差別体験記

海外で受けた人種差別の体験やその対策について書いています。

人種差別は容姿差別かい?

人種差別は容姿差別かい?

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人種差別は世界中に巣くっている人類の抱える病気のようなものです。人種差別の本質は一体どこに存在するのか今回、掘り下げて、記述していこうと思います。

人種差別の定義

肌の色や国籍、文化の違いによって他人を侮辱すること。

人種差別の主な原因

人種差別の原因は主に以下の①②③の3つに集約して考えることが可能です。

①人種間による容姿の違いから来るもの゠容姿差別

▶例:肌の色が違う、顔かたちや容貌が違うなど

②同一人種間によるもの

▶例:米国におけるアイルランド系移民への差別。「アイルランド系は色が白すぎて不気味だ」ですとか、「低賃金労働者が多い」、「カントリーミュージックに染まったダサい田舎者だ」とかいわれる。
(これを、日本国内に置き換えて話してみれば、日本にいる韓国人(在日朝鮮人の人)の方が、大正12年に起きた関東大震災の折、大規模火災が起きました。それを「朝鮮人が火をつけたんだ」といいがかりを、馬鹿な日本人からつけられて、根拠のない差別を受けたことも同様の好例です。

また、反対に今現在の韓国人の中で日本人に対して根拠のないヘイトスピーチを行う人がいることも好例だと言えます。)

③経済状況悪化からくる他人種への妬みや嫉妬

▶学術的に経済状況が悪化すると人種差別は濃厚になってくるということが既に国際論文(引用数多数の信頼性のおける論文)で発表されています。


人種差別の本質は主にこの①②③から来るものがほとんどでしょう。

 

今回はタイトルにある通り、①について掘り下げて記述していきます。

人種差別は容姿差別

人種差別の最も大きな原因になっているものの一つは、肌の色だとか、顔かたちの相違から来るものがほとんどでしょう。そういう意味で、人種差別は容姿差別と置き換えても過言ではないと考えられます。


実際に、「日本人でも白人とのハーフの人は、海外であまり差別を受けづらい」という話を聞きます。白人との混血のため容姿が白人に近いからです。

また、歌手の平井堅のような生まれつき、外国人並みに堀が深い日本人は、海外へ行っても、中国人をはじめとする東アジア人だとは思われないので、差別は受けづらいです。

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外見が白人的な容姿をしている人は、海外ではあまり差別を受けづらい。

人種差別が容姿の相違から発展していることの良い証拠です。(しかしながら、メキシコに在住の私の友人(白人と日本人とのハーフで平井堅のように彫りの深い顔)は、普通に、中国人といわれ差別を受けると言っていたので、例外もあります。)

金髪碧眼が上級クラスだとする西洋圏のレトリック

西洋圏で生活をしていると、白人は白人でも金髪碧眼(つまり、金髪(ブロンドヘアー)で目の色が青い)が最も優遇されていることがわかります。

私の元白人のガールフレンドは、私のFacebookで英国圏の金髪碧眼の女性(女友達)の写真を見た所、「She is so beautiful because her hair is blond and eye color is blue.」と言っていました。

 

その白人ガールフレンドはラテン系でしたが、金髪碧眼ではありませんでした。

容姿が醜いと差別を受けやすい

これは同人種間でも同じ話がいえます。イケメンや美人は優遇され、すぐにモテて、彼女、彼氏や伴侶がより容易にできますが、不細工やブスは差別されまず、異性に人気はありません。

容姿差別はどこの国にでも存在するわけです。


金髪碧眼のアングロサクソンからは東アジア人の容姿は醜く映る場合がある

これによって、白人からの差別が日本人に発生すると考えられます。しかしながら、私からすると、他人種は不気味な容姿をしていると素直に実感できます。(今は慣れたのでそうは一切感じませんが。。。)

これは私が両親から「TVや雑誌なんてプロパガンダの塊だから、一切見るな」と言われて育ちましたので、そのおかげか日本人洗脳プログラム(WGIP)の影響を一切受けなかったことに起因すると思います。

 

この種の洗脳をほとんど受けていない当時の私のような人間には、他人種は西洋人も含めかなり不気味な容姿に映りました。(ただし、慣れてしまえば同じ人間として抵抗感もなくなりました)

 

江戸時代の日本では白人は赤鬼(あっき)もしくは、天狗と揶揄されていたそうです。

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日本人洗脳プログラム(WGIP)が本邦で施行される前は、日本人は白人は醜い存在、奇形種であると捉えられていたわけです。見慣れない容姿の人種がポツンと異国に来れば物珍しく見られたり、不気味に映ったりするわけです。(ただし、これは慣れで解消します。)

西洋圏で暮らしてみると分かりますが、TVにアジア人はCMも含めほとんど登場しません。今の日本では、外国人がCMに頻繁に登場しますが、これは国際的に見れば、かなり非常識なことで、西洋圏で外国人であるアジア人が、その国のCMに頻繁に出るということはほとんどないわけです。

この理由は、「見慣れるほど親近感を持ってしまう」という洗脳プロパガンダの基本を西洋人が理解しているからだと私は思います。

まとめ

人種差別は容姿差別が主因でしょう。肌の色がどうだとかこうだとか人種差別が国際的に蔓延(まんえん)している事実がその証左(しょうさ)です。
海外でもアジア人が多く住む、オーストラリアやカナダでは差別はかなり少なく、私はこれらの国で、差別体験を受けたことは、ほぼありませんでした。

この項ではなく他の項に譲りますが、人種差別の主な要因に②同人種間で発生するモノ③経済状況の悪化によって発生するモノが存在します。

しかし、人種差別の本質により近く根源的だと言えるのは本項で説明した①容姿の相違によるものが大半を占めているでしょう。

 

ただアジア人が好きな西洋人も沢山います。というか増えています。最近はYouTubeのような一種の国際交流的な場もあり、日本のYouTube動画を多くの西洋人が見るようになっています。

 

また、アニメで日本は世界的に物凄く人気があります。そういうことから、アジア人への差別意識は減っているのは確実です。

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